(個人感想を残すブログであるため、間違った認識も多々あるハズ。もしお手数でなければ、間違っている部分があったら、是非正しい情報をご教授頂けると嬉しいです。)

30数年前、日本エンタメの影響は特にアジアを圧巻していた。特に中華圏においては、J-POPをカバーした名曲が多々あり、それを日本アーティストの作品とも知らずに、台湾アーティストのオリジナルだと思っていたものも少なくない。ドラマや映画の海賊版ビデオも町中に出回っており、中華圏のエンタメといえば香港と日本だった。

2021年となる今、J-POPはもはやマイナーと言われても仕方がないほど、海外での露出が少ない。日本の衰退と対照的なのは韓国。K-POP、韓国ドラマ、アカデミー賞を取得する映画パラサイトなど、韓国エンタメのグローバル化が顕著。

日本は芸能事務所が物を言うが、韓国はタレント自身かエージェント(マネージャーかな?)が決断を下せるという。そのため、意思決定が速い。聞いた話ではあるが、海外であるコンベンションで獲得したタレントを出演させられるショーに、韓国アイドルグループは3時間でOK返事をしたという。このスピード感、日本芸能事務所は対応できるのだろうか?

また、報酬が少なくても、長い目で見れば、色んな人に自分の存在を知ってもらう事が肝心なポイント。それを知っている海外のアーティストは、金にならなくとも、露出さえ高ければ、積極的にそういうチャンスを手に入れる。一方、こういう引き合いを受け付ける日本芸能事務所の方はタレント自身ではないので、長期的にこのタレントに売れてほしいという思いがありながらも、短期的な売上を気にしざるを得ない。大きな組織のため、所属の部署が背負うKPIや上司がみたい成績を呈示しなければならない事も、日本勢がこのネット社会でどんどん「鎖国」して来ていたと感じる。

多くの作品は日本で既に採算が取れている。つまりもう既にある程度儲けているし、国内での伸びに限りがある。ならば、消費者一人あたりの単価が低くでも、こういうコンテンツを海外へ広げることで、収入も増えるし、知名度も上がり、その後のビジネスにも繋がるハズだが、なかなか腰が重い様子である。少なくとも、海外消費者にはそれが感じられない部分がある。特にJ-POPにおいては。

もちろん、コンテンツビジネスは広いし、アニメやガンガン海外に出ている。CrunchyrollやFunnymationがSonyの傘下に入ったことで、海賊版作品が減り、Sonyの売上にも貢献している。とはいえ、もう十分かというと、恐らくそうではないと思う。進撃の巨人のハリウッド進出も、数年間に渡る交渉が続いたという。

日本というブランドに大きく貢献しているのはエンタメ。特にアニメや漫画。フランスがこれほど日本好きとなっているのは、半世紀前にキャンディキャンディをフランスで放送した事がかなり大事な要素となっているらしい。

マーケティング 101:存在を知ってもらわなきゃ、何も始まらない。

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