情報過剰の時代に、もはや「情報を得る方法」は必要なく、「情報を知識」にするメソッドの方が重用。そのメソッドは正しく「学ぶ」というプロセスであり、学校では教えてくれないスキルの一つだ。

以下はCourseraの「Learning How To Learn(学ぶ事を学ぶ)」から得た情報のまとめ。

脳を育てる

脳は鍛えられるというのは周知の事実だが、そのキャパシティ(IQやニューロンの数)は歳を取るにつれ減っていくとされている。そのため、若い時ほど、物事を思い出せない、または覚えられないと嘆くことも多々ある。しかし、学びと記憶に重要な海馬(hippocampus)には新しいニューロンが毎日のように作られる。条件としてはシンプルで、新しい環境に接触する事である。

ニューロンの他、シナプスも毎日形成されたり、消失したりする。この図は他のニューロンからの入力を受け取る、ニューロン上の1つの樹状突起スパインの写真。シナプスは、樹状突起から外れるとげのあるノブにある。 図の上部には、学習前の樹状突起の画像、 学習後と睡眠後の同じ樹状突起を下部に示されている。同じ枝に新しく一緒に形成された複数のシナプスは、白い矢印で示されています。 

運動と脳

スティーブ・ジョブズは歩く思想家としても知られていました。彼はしばしばゲストに「散歩にでも行こうか」と誘った。身体の動きは脳に影響を与えるので、脳を訓練する最良の方法は運動であるようです。有酸素運動や無酸素運動であろうが、脳の向上に大きく貢献する。時間がない場合は、20分間のHIIT(高強度インターバル・トレーニング)を行うといいでしょう。その後は元気ハツラツ+頭がスッキリすると感じるはずです。

長時間ある問題に悩まされ、なかなか解決できない場合は、考えるのを一旦止め、ジョギングをしてみると良いらしい。ジョギング中に、自宅やオフィスでは思いつかなかった答えが得られる事が多々ある模様。これは「拡散モード(Diffuse)」という。

拡散モード/ディフューズ・モード

学習に関して、2つのモードがあります。 1つは集中モード。言うまでもなく、学習に集中している状態です。もう1つは拡散モードと呼ばれ、基本的に休息とリラックスのためにあり、集中モード中に吸収した情報を脳に処理してもらうためのモード。集中モードに25分、ディフューズモードには5分ほどの時間を与える事が一般的。この方法はポモドーロ・テクニックとも呼ばている。

睡眠

睡眠はもっとも脳の能力に影響する要素であり、大抵の人は徹夜を経験されているでしょうから、実感出来るかと思います。睡眠は目覚めているときに、脳が生成する毒素を解毒するだけでなく、日中に情報を処理して、「長期記憶」に保存できるようにも役立つ。睡眠は、問題を解決したり、世界を変えるアイデアを与える事もある。有名な例としては:周期表、グーグル、DNAと映画のターミネーター。

十分な睡眠を取らないと、いくら脳を改善するための処置をしても意味がない。(マシュー・マコノヒーは毎日9時間半眠ります。その妻は子供や家の世話でくたびれても、彼に十分な睡眠を取れるようにするという。そうしないと、彼女の生活は「大変」になるらしい。)

2つのメモリ

脳には長期と短期の2種類のメモリがあります。短期メモリはワーキングメモリとも呼ばれ、前頭前野が主の機能を司る、直近に遭遇した物事を記憶する。ワーキングメモリにも限界があり、「4」というのはマジックナンバーの模様。4つのレイヤ、4つのステップ、4層のロジックなど。それを超えると、聞き手が混乱し、話をしている人も急に記憶を無くしたように、「なんでXYZについて話しているんだっけ」という状況もしばしば。この「4」よりも正確な数字は「3~5」ですが、範囲よりも、1つの「マジックナンバー」の方が覚えやすいので、4という数字にするのがコンセンサスのようです。

長期記憶に保存される情報は、ワーキングメモリから取得され、まるで製品を保管する倉庫のように。情報が長期記憶に保存されるためには、その情報を「繰り返す」必要があります。学生時代は誰もがやっていた「暗記」ってやつですね。「覚える」の最適なのは「間隔反復( spaced repetition)」や「分散学習(spaced learning)」と呼ばれる方法です。

間隔反復

脳は入力した情報を処理し、それをワーキングメモリから長期記憶に徐々に移動するのに時間が必要があるため、1日10時間よりも、1週間毎日1時間勉強する方がはるかに効果が良い。実際方法の例として:

ボックス1は、毎日勉強/覚えておく必要のある情報。それらを覚えたら、カードをボックス2に移動し、1日おきにテストする。ちゃんと覚えたら、ボックス3などに移動します。その後は同じロジックを繰り返す。ただし、ボックス2~5のカードを思い出せない場合は、カードをボックス1に戻す。

About Dan Zen Learning

断然ラーニングはシリアル・アントレプレナー、IT業界の営業とマーケティングを熟知し、12年日本、10年台湾、6年北京での仕事経験を持つトライリンガル、毎日何らかを学んでいるダンより提供。
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